園長です。こんにちは。
『ビッグイシュー』という雑誌をご存じでしょうか。
1991年にロンドンで生まれたビッグイシュー的仕組みは、
高品質の雑誌を作り、販売活動を通じてホームレスの人々の仕事を生み出し自立を支援するものです。
僕自身もビッグイシューという活動があるということは知っていましたが、
実物にあるいはその活動に触れることはありませんでした。
ですが、数か月前から津市山の上の「えんがわ」さんで取り扱うことを聞いて、
しかも今月号が「土と微生物」特集で、その上デビッド・ボウイが表紙になっているなら
買わなきゃなるまいと思い、一冊お願いしました。
⇐買いますよね。このビジュアル。
そしたら、なんとびっくり特集「土と微生物」は
前にどこかの学会でご挨拶させていただいた今をときめく土のスペシャリスト藤井一至先生、
そして、その次のページは微生物の蛍光写真でおなじみの染谷孝先生じゃありませんか。
お話ししたことがある先生方の登場で興奮した僕がページをよく見るとさらに驚くことになったのです。
それがこれ!
これ!
うちの田んぼの微生物ちゃんの写真なんですよ!
いや~~~こんなところで!使っていただいて光栄です。
実は、今年の春に染谷先生に田んぼの微生物の蛍光写真をお願いしたんです。
その時に撮っていただいた写真をじろじろ見てましたので、ビッグイシューの写真をパッと見てすぐにわかりました。
その日は興奮してページを見てはにやにやして、すぐに染谷先生にお礼のメールを送りましたところ、
やはりつじ農園の田んぼの土ということでした。「元気な土で菌数が多いのは写真にして見栄えが」するとのこと。なんとも光栄なことです。
下の写真が、例の蛍光写真です。有機栽培田んぼの生きている微生物をCFDA法という手法で染め上げた写真です。
(染谷孝佐賀大学名誉教授提供)
上の雑誌に載っている箇所わかりますか?
右下のスケールが20μm(0.02mm)ですから、サイズ感もわかりますね。
このような生物が土の中で生きたり死んだりする循環があり、作物が育っているのだなあと見るたびに思います。
そんな微生物達の力を借りて育てた、おいしいお米をぜひ今年もお召し上がりください。
それでは、また。